北海道虻田郡ニセコ町(最寄駅:JRニセコ駅)
医療施設 | |
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教育環境 | |
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総合満足度 |

虻田郡ニセコ町の医療施設:2点
ニセコ町には『ニセコ医院』という個人病院しかありません。ここは小児科が専門ではないので、風邪などの比較的症状の軽い子どもしか診ていただくことはできません。
詳しい検査などが必要な場合は、車で25分くらいかかる隣町の『倶知安厚生病院』などで受診しなくてはいけません。
もし子どもを妊娠した場合でもニセコ医院では産婦人科は一切診られないので、同様に隣町まで行かなくてはいけません
虻田郡ニセコ町の子育て環境:5点
ニセコ町には、『ニセコ町幼児センター』という保育園(長期型)と幼稚園(短期型)が一体化した施設があります。一体化した施設は近隣の市町村にはほとんどありません。
一般的な保育園は親が第2子以降を妊娠し働かなくなった場合、その保育園を退園し他の幼稚園に入園しなくてはいけません。しかしニセコ町幼児センターは長期型から短期型へと呼び方がかわるだけで、クラスもそのまま在籍することが可能です。
反対に短期型から長期型へかえることも可能なので、親のライフスタイルによって子どもの環境が大きく変わる心配はありません。
また、ニセコ町幼児センターに併設された子育て支援センターには、幼児センターに入園する前の子どもが誰でも自由に親と一緒に参加することができます。預かりといって子どものみを預けることも可能です。
小さい町なので未就学児が利用する園はニセコ町幼児センターしかありませんが、子育てで困ったときに相談する場所を迷う心配もなく個人の事情も理解してもらいやすいと感じています。
さらに、子どもたちがよく利用する施設(図書館「あそぶっく」、町営体育館、町営プール、運動公園、ちびっこ広場)が徒歩圏内にあり、しかもすべて無料で利用できます。
虻田郡ニセコ町の教育環境:5点
ニセコ町には、公立の小学校が『ニセコ小学校』と『近藤小学校』しかありません。規模はニセコ町学校が大きく、近藤小学校は複式学級です。また観光地であるニセコ町には『インターナショナルスクール』があります。
活動内容は全く違いますが3校の交流の機会が多く持たれており、自然と外国人と接する機会や外国語に触れる機会が多くあります。インターナショナルスクールからニセコ小学校に転入したり、反対にインターナショナルスクールに転入する子どもも多くいます。
中学校は『ニセコ中学校』しかありません。学校の部活動も盛んです。スキーでジュニアオリンピック優勝という成績をおさめた子どももいますし、アルペン競技でオリンピックに出場した子どももいます。
虻田郡ニセコ町の助成制度:5点
子育て助成は、3歳未満は月額15,000円、3歳以上は月額13,000円、第3子以降は15,000円を支給されます。
子ども医療も充実しており、医療費も中学生までかかりません(歯科もかかりません)。
また、ニセコ町幼児センターの給食費も月1,000円、小学校中学校の給食費は第3子以降は無料にするなど、とても充実しています。
虻田郡ニセコ町の治安の良さ:4点
ニセコ町は国際的にも観光地なので、外国人が多く訪れるスキー場界隈の治安は決していいとは言えません。
ですが、一般の住民が住んでいる地域は隣近所の交流も盛んで町内会制度も残っています。町民運動会や全町バレーボール大会など、町内会のイベントも数多くあります。
子どもが一人で歩いていても必ず誰かがみていてくれるという安心感がありますし、子どもが困ったときに助けてくれる人もたくさんいます。子どもの様子がおかしかったり、子どもが一人でいるべき時間帯以外に見かけたら、必ず声をかけてくれる大人がたくさんいます。
虻田郡ニセコ町の生活費:3点
ニセコ町には移住したい人が多くいますが、住宅が不足していることが問題となっています。賃貸の物件はほとんど空きがなく、町営住宅もほとんど空きがないのが現状です。
しかし、賃貸の物件は一軒家で7万円くらいで借りることができるなど、物価は都市部と比べて格段に安いです。
虻田郡ニセコ町の総合満足度:5点
児科と産婦人科のある医療機関が町内にないこと、移住者にとっては空き物件がないことが問題点ですが、それ以上に子育てしやすい環境が整っていると感じています。
現に、人口5000人の小さな町ですが、兄弟がいる家庭がほとんどで、4人以上兄弟がいる家庭も少なくありません。地域みんなで子どもを育てている町です。
(2016年7月11日)