引越しの見積もりに有効期限は設定されているの?
引越しの見積もりを業者に取ってもらうと、「トラックを押さえて引越しの準備をします」という状態になります。
そのため、業者が出す見積書には有効期限が設定されており、お断りするのならば早めに電話やメールで連絡しなければなりません。
もちろん、引越しの見積もりを取ってもらったからといって必ずしも依頼しなければならないわけではなく、後日断りの連絡を入れれば問題はないです。
しかし、業者側はトラックを仮押さえしたまま有効期限までお客様からの返事を待つ形となり、期間が過ぎた後にこちら側の都合でキャンセルした場合は違約金が発生します。
- 一括見積もりサイトを利用して複数の業者へと見積もりの依頼を出してもらった
- 4社~5社程度の業者に訪問見積もりをしてもらって見積書を作成してもらった
- この中から最も費用の安かった○○○社に依頼することにした
- 他の業者には有効期限までにキャンセルの連絡を入れなければならない
どの業者も見積書を作成すればトラックを仮押さえする形となるので、忘れずにキャンセル処理をしなければならないのです。
これが一括見積もりサイトの利用のデメリットかもしれませんが、自分たちにとってベストな業者を複数の中から選択できます。
子どもがいる家族の引越しの場合は荷物量が多くなり、不用品の処分などを依頼すればトータルで10万円を超えるケースも少なくありません。
3月から4月にかけての繁忙期は更に費用が増しますし、金銭的な負担を少しでも抑えたいと考えているのならば複数の業者から見積もりを出してもらって比較検討するのが一番です。
当サイトでご紹介している引越し侍によると、子どもが一人いる3人家族の引越しで3社への見積もりを依頼したところ、以下のように金額には大きな差が生じていたと記載されていました。
- A社の見積書:39,000円
- B社の見積書:45,750円
- C社の見積書:86,900円
このように、皆さんが想像する以上に業者の引越し料金の設定は曖昧なので、無駄な費用を支払わないためにも一括見積もりサイトの引越し侍を上手く活用してみてください。
引越しのキャンセルはいつまでに行えば良いの?理由は必要?
複数の業者へと見積もりを出してもらい、依頼する業者以外には断りの連絡をしなければならないと上記では説明しました。
見積書には有効期限が設定されているものの、原則的にキャンセルは引越しの前々日までに行えば良いと標準引越運送約款で記載されています。
- キャンセルする良い理由が思いつかない
- 1週間前でも断るのは申し訳ない
- 上手な決まり文句が見つからない
人が良い方ならば上記のように考えるかもしれませんが、業者側もお客様が相見積もりしていることは知っているので特に理由を伝える必要はありません。
業者の代表電話に連絡を入れるだけで良いですし、「何でですか?」「もっと考えてください」「もう少し安くしますよ」と勧誘されるケースは少なく、機械的に処理してくれることがほとんどです。
ただし、前々日を過ぎた後のキャンセルは違約金が発生すると標準引越運送約款で決められているので注意しましょう。
- 前日に解約や受取日の延期を申し出た場合は見積書に記載した運賃の10%以内
- 当日に解約や受取日の延期を申し出た場合は見積書に記載した運賃の20%以内
人間ならばうっかりして忘れていたというケースは多いので、一つの業者に絞ったのならば後は早めにキャンセルの処理を行ってください。