引越しの見積もりを取る際にトラブルは生じるの?
以下では、引越しの見積もりを取る際に業者との間で引き起こされやすいトラブルをご紹介しています。
現在ではインターネットで複数の業者を簡単に比較検討できる時代となり、電話帳で調べて業者へと連絡していた一昔前よりもトラブルは減りました。
悪質な業者が減ったのが大きな理由ですが、それでも思わぬ事態に巻き込まれることはあるので引越しを考えている子ども連れの家族は特に注意してください。
強引な営業や勧誘に遭った
引越し業者の中には仕事を獲得するために、強引な営業や勧誘を行ってくるところがあります。
子ども連れの家族の引越しは荷物量が多いので単身の引越しよりも費用が高くなりやすく、業者側としても利益を確保できるので何とか契約に結び付けようと必死なのです。
しかし、酷いやり方の営業や勧誘に遭ったという方は意外と多く、どのような事例なのか見ていきましょう。
- 別の業者に依頼したと伝えてもしつこく電話をしてくる
- 訪問見積もりの後にも自宅へと押しかけて来る
- 契約を催促するようなメールが毎日大量に送られてくる
大手の引越し業者ならば上記のような悪質なやり方はしないと思いますが、弱小会社ならば契約を取ろうと過剰になる可能性があります。
もちろん、私たちお客さんには断る権利がありますし、訪問見積もりを依頼して見積書を作成した後でもキャンセルできるのです。
このようなトラブルが引き起こされると聞くと、「複数の引越し業者へと一括見積もりを取ると面倒なのではないか?」と考えるかもしれません。
とは言え、一括見積もりサービスを利用したことはどの業者も把握しており、他社と料金や質で比べられていることは分かっています。
つまり、「お宅の会社よりも○社の方が2万円も安い」とはっきりと伝えれば、しつこい営業や勧誘には遭わないはずです。
引越し費用を安く済ませたいのならば一括見積もりサービスがとても便利なので、料金が高くなりやすい子ども連れのご家族は当サイトでご紹介している引越し侍を利用してみてください。
引越しをキャンセルしたら違約金を請求された
「引越しをキャンセルしたら違約金を請求された」というトラブルに遭った方は多いかもしれません。
この点に関しては業者側ではなくお客様側に問題が潜んでいるケースが多く、国土交通省が設定している標準引越運送約款ではキャンセルの期日によって違約金が変わると記載されています。
- 前々日より前のキャンセル⇒違約金は一切発生しない
- 前日のキャンセル⇒見積書に記載された料金の10%
- 当日のキャンセル⇒見積書に記載された料金の20%
上記のように法律で設定されており、どの引越し業者に関しても一緒です。
契約が締結したのにも関わらず前日や当日になってキャンセルを申し出た場合、業者へと迷惑がかかるので違約金が発生するという仕組みになっています。
注意しなければならないのは、見積書へとサインをすれば書類に記載されているサービス内容や料金に関して双方が合意したと見なされる点です。
見積書にサインしても前々日より前ならばキャンセル料金はかからず、標準引越運送約款の第三条5では手付金が請求されても私たちに支払う義務は無いと決められているので安心してください。
ただし、複数の業者へと一括見積もりを依頼し、訪問してもらって見積書を作成した場合、契約する業者以外にはキャンセルの連絡をしなければならないのでトラブルを避けるためにも忘れずに電話しましょう。
訪問見積もりで置いていったダンボールを勝手に使って代金を請求された
訪問見積もりを依頼すると手際の良い引越し業者の場合はダンボールを置いていってくれるので、「素晴らしいサービスだな~」と感じるかもしれません。
しかし、これは引越し業者の作戦のようなもので、契約に至った場合にのみ無料で使えるという特徴があります。
- 一括見積もりサービスを使って複数の業者へと訪問見積もりをお願いした
- 最初に自宅へと来たA社の営業マンが置いていったダンボールを勝手に使ってしまった
- 最終的にはB社と契約しようと考えていたのでA社に断りの連絡をした
- ダンボールの代金分の借りを作っており、返却できないと代金を支払わなければならない
このようなトラブルへと繋がるケースはあり、仮に一切手を触れていなくても取りに来てくれるわけではなく自分たちで返却しなければならないことも多いのです。
見積書を作成している段階ではどこと契約するのか決まっていないはずなので、心理的に不利な立場にならないためにもダンボールは絶対に受け取らないでください。